theatre
NODA・MAP第11回公演
「贋作・罪と罰」
12/6(火)~2/18(土)
Bunkamuraシアターコクーンほか
1995年春、NODA・MAP第2回公演として初演の幕を上げました。初回の成功を知る演劇ファンや演劇界は、この才人が第2弾に何を仕掛けてくるのか、大きな期待で彼を注視。そんな中で彼が次回作として選んだ題材が、ロシアの文豪ドストエフスキーの名作「罪と罰」の戯曲化でした。野田秀樹は、常々、ドストエフスキーが描くこの長編小説を<追い詰める側と追い詰められる犯人側との“刑事コロンボ”的な一級のサスペンス劇>と捉えていました。まず彼は、この「人間の贖罪」という深遠なテーマに帰結する名作の時代設定を、原作の帝政ロシアから「罪と罰」執筆と同時代の江戸末期へ移行。主人公を、ロシアの貧しい大学生から幕末の江戸開成所に学ぶ女塾生に置き換えました。そして、原作がもつサスペンス的な要素に、かつて、“理想”というものを追い求めて生きた者たちの姿を二重写しにし、野田流の大胆不敵なアプローチで、<宗教のない“日本”という国に生きる日本人の姿>を描き出そうとしました。しかし、初演の1995年春、日本は、甚大な被害にみまわれた阪神・淡路大震災と一連のオウム真理教事件の渦中にあり、我々日本人の心も激しく揺らいでいました。そんな世情の中『超人には、人類のために既成の道徳法律を踏み越える権利がある』という原作の主人公・ラスコーリニコフの倫理を転生させ、幕末の日本でその思想を実行に移してしまう女主人公・三条英の姿に、当時の観客たちは、現実の世相や陰惨な事件とのリアルなシンクロニシティを見出し、大きな戦慄を覚えたのです。それに加えて、野田が創り出すスリリングな劇構造の醍醐味と終幕に訪れるカタルシスの凄絶な美しさゆえに、この作品はその後に続く一連のNODA・MAP作品群の中でも、孤高の輝きを放つ存在として見なされてきたのでした。
そして、初演から10年、2005年の今日、遂に私どもNODA・MAPは、この珠玉の作品に新たに向き合う決断をいたしました!現代演劇界の若き中心人物・松たか子を始めとする傑出した才能たちが、この作品をもってNODA・MAP=野田秀樹を新たなステージへと導く、と確信したからなのです。本来この作品がもつ「ヒューマニズム」、「ロマンティシズム」、「サスペンス」、「ダイナミズム」という高いエンタテインメント要素をより明確に際立たせるキャスティングが実現しました。野田演出の下で、彼らひとりひとりがどんな姿に変容し、新しい魅力を見せてくれるのか、または、虎視眈々とどんなワザを仕掛け、野田演出に勝負を挑んでくるのか…、顔ぶれもとてもスリリングな期待感に満ちています。また、今回は、客席構造を大幅に変え、舞台を客席の中心に設置するプランが進行中。舞台上と観客の心理をより密接に結びつける臨場感溢れる舞台構造にも注目必至です。
| 詳細情報 | |
| カンパニー名など | NODA・MAP第11回公演
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|---|---|
| 公演名 | 贋作・罪と罰 |
| 公演日 | 12/6(火)~1/29(日) |
| 開演時間 | (火)(水)(金)19:00・(木)(土)14:00/19:00・(日)(祝)14:00 (休演=(月)・12/31~1/3) |
| 会場 | Bunkamuraシアターコクーン
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| アクセス | 渋谷駅より徒歩7分 |
| 住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 |
| 電話 | 03-3477-9111(代) |
| 料金 | 全席指定 S-9000円・A-7000円・コクーンシート5000円 |
| 作・演出など | 野田秀樹 |
| 出演 | 松たか子 古田新太 段田安則 宇梶剛士 美波 マギー 右近健一 小松和重 村岡希美 中村まこと 進藤健太郎 野田秀樹 |
| お問合せ | NODA・MAP 03-5423-5901 |
| 詳細情報 (大阪公演) | |
| 公演日 | 2/6(月)~2/18(土) | tr>
|---|---|
| 開演時間 | 6(月)(火)(水)(金)19:00・(木)11(土)14:00/19:00・(日)18(土)14:00 (13(月)休演日) |
| 会場 | シアターBRAVA!
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| アクセス | 大阪ビジネスパーク駅より徒歩 1分 |
| 住所 | 大阪市中央区城見1-3-2 |
| 電話 | なし |
| 料金 | 全席指定 S-9000円 |
| 作・演出など | 野田秀樹 |
| お問合せ | キョードーチケットセンター 06-6233-8888 |