art
日本におけるドイツ2005/2006
「ドイツ - ユートピアの風景」
2/24(金)〜3/18(土)
ヒルサイドフォーラム
近年ドイツでは、「ハイマート(故郷、ふるさと)」という言葉が好んで使われるようになってきました。長い間、キッチュで反動的だと片付けられてきたこの言葉が、驚くべき復活を果たしているのです。故郷とは、場所のことかもしれないし、記憶、あるいは親しんだものを恋しく思う気持ちであるかもしれません。グローバル化と、それに伴ってあらゆる生活のレベルで進行する経済化、つまり前進する時代の圧力とでもいうべきものが、多くの人々の間に「寄る辺のない」感覚を呼び覚まし、故郷を求める気持ちをかきたてているのです。
はたして故郷とは、常に自分のいない場所、所有できない物のことなのでしょうか。ベルンハルト・シュリンク(世界的ベストセラーとなった『朗読者』の作者)は故郷を「場所ではない場所、遠く離れて抱く憧れの感覚」として描き、「故郷は、生まれた場所、子供時代を過ごした場所、住んで生活し働く場所、家族と友人のいる場所とばかり関連づけられているが、結局、故郷という場所は存在しない。故郷とはユートピアなのだ」と述べています。
本展は、アート、デザイン、音楽、建築の各分野から故郷への10の異なる立脚点を投影します。故郷への憧れと記憶が結晶したアメリー・フォン・ヴルフェンの作品。写真家オリヴァー・ヘルビクは、子供時代を過ごした場所を探索します。アーバン・ドリフトは、地方でめざましく展開する実験的な建築を紹介。エディ・スリマンの写真には、彼が一時期を過ごしたベルリンへの憧れが写し出されています。マーク・ブランデンブルクはベルリンのサブカルチャーをグラフィックで表現。レコードレーベルのGommaとRaster-Noton、そしてアーティスト集団の K_nstler Kollektiv LSDは、故郷のユートピアとしてのポテンシャルをサウンドやデザインからを引き出し、アンドレアス・ホーファーとヨナタン・メーゼはドイツの故郷神話を根底から探り直します。
キュレーションはベルリンを拠点に活動するデザイン・コンサルティング・オフィス 032c workshopのヨルク・コッホ、展示コンセプトは日本でも人気が高いインダストリアルデザイナー、コンスタンティン・グルチッチが担当。故郷を手がかりにドイツの現在を探ります。
| 詳細情報 | |
| 展覧会名 | ドイツ - ユートピアの風景 Heimat als Utopie
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| 会期 | 2/24(金)〜3/18(土) |
| 時間 | 11:00〜19:00(入館は17:30まで) |
| 会場 | ヒルサイドフォーラム
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| アクセス | 代官山駅より徒歩3分 |
| 住所 | 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟 |
| 電話 | 03-5489-3648(会期中のみ) |
| 入場料 | 無料 |